私が運営しているYouTubeチャンネル「Setouchi Ambience」は、雨の音や霧、季節の空気感をそのまま届ける“環境映像作品”が中心です。
そのため、撮影において最重要となるのが「天気の精度」です。
晴れでも雨でも美しい映像は撮れますが、自然の変化に合わせて撮影日を決めるには、正確な天気予報が欠かせません。
2024年までは、国内で最も手軽に使える「Yahoo!天気」アプリを長く愛用していました。
当日の降雨確認や雨雲レーダーの精度は非常に高く、撮影直前の判断には今も役立っています。
しかし、撮影スケジュールを組むうえで悩ましかったのは、一週間以上の長期予報の精度不足でした。
雨の撮影では「どこで・いつ・どれくらい雨が降るか」が作品の印象を大きく左右します。
特に私は遠出して撮影を行うことも多く、過去には“雨が降るはずの日に晴れたまま終わってしまう”ということも何度か経験しました。
そこで2025年に入ってから、以前から気になっていたWindy(ウィンディ)を本格導入することに決めました。
Windyは世界中の気象モデルを視覚的に比較できるツールで、私は有料版(年間契約)を利用しています。
使用し始めてまず驚いたのは、雨の発生タイミングとエリアの精度です。
想像以上に的確で、撮影地に到着する頃には本当に予報どおりの雲が流れ込み、雨が落ちてくる──そんなことが何度もありました。
特に印象に残っているのが、高野山で雪の映像を撮影した日のことです。
出発時は快晴で、太陽が眩しいほどでした。
普通なら「今日は雪にならないだろう」と判断してしまう状況です。
しかしWindyを見ると、昼過ぎから急激に気温が下がり、山頂付近では雪雲がかかる予報になっていました。
半信半疑のまま撮影を続けていると、風向きが変わった瞬間、空気が一気に冷たくなり──
予報どおり、突然の大雪が舞い始めたのです。
降り始めからあっという間に世界が白く塗り替わり、しんしんと積もる雪が音を吸い込んでいくような静けさ。
その変化の瞬間を収めることができたのは、間違いなくWindyのおかげでした。
今では、雨・霧・雪といった“自然現象を狙った撮影”をする際、Windyは欠かせない相棒になっています。
数日前から気象モデルを追いかけ、変動があっても傾向を読み取れるため、撮影精度が格段に上がりました。
自然相手の撮影は、完全なコントロールができないからこそ面白い。
しかし、事前に「自然の気配」を読み取るツールがあるかどうかで、撮れる映像の質は大きく変わります。
私がWindy Proを手放せなくなった理由は、まさにそこにあります。


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