雨の少ない香川県で、心地よい雨音を求めて

動画撮影日記

香川県は、日本の中でもとくに雨が少ない地域として知られています。全国一の溜池の数を誇るのも、度重なる水不足に備え、先人たちが工夫を重ねてきた証拠です。かの弘法大師・空海も、出身地である香川県にて、日本最大のため池「満濃池」の修築に関わった人物として語り継がれています。

そんな乾いた土地で、私は“雨音”に焦点を当てたYouTubeチャンネルを運営しています。しかし、他の地域のように激しい雨に出会うことは少なく、撮影には常に工夫が求められます。

今回の動画は、そうした制約の中で生まれた一本です。たとえ小雨でも、空間を選べば心に響くような雨音が録れるのではないかと考え、静かな場所での録音を敢行しました。

トタン屋根にリズミカルに落ちる水滴の音、排水管を伝う水の流れ――自然が奏でるアンビエントな音世界が、そこに広がっています。

耳を澄ませて感じる、雨のある時間。ぜひ一度、映像とともにその音に触れてみてください。

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