雷鳴と霧に包まれた秘境駅|夏の坪尻駅を歩く

夏の夕立が降った直後のJR坪尻駅。雨音、虫の声、時々列車が通過する轟音が聞こえる。 Filming Diary
夏の夕立が降った直後のJR坪尻駅。雨音、虫の声、時々列車が通過する轟音が聞こえる。

無人駅に降り立ったのは私だけ。すでに雨は止んでいましたが、先に降った雨のおかげで、駅周辺の山々には幻想的な霧が立ち込めていました。雨雲レーダーでも、再び雨が来る気配。まさに自然のドラマが始まる直前の静けさでした。

雷雨が降り始める直前の坪尻駅
夕立直前の坪尻駅。平日の場合、ほぼ誰もこの駅で降りる人はいない。
雷鳴を録音するという目的を果たせた動画です。しかし、あまりにも雷が近くで鳴るので撮影終了後、走って坪尻駅まで帰りました。

実は、この坪尻駅で録音した雷と雨音は、映像だけでなく音素材としても記録しています。
駅舎の屋根を叩く激しい雨音、遠くで鳴り響く雷鳴、そして無人駅ならではの静寂が重なったこの環境は、音としても非常に貴重なものでした。

そのため、このときに収録した音源の一部は、海外のクリエイター向け音素材マーケット「Pond5」にて販売しています。
映像制作、ドキュメンタリー、ゲーム、映像作品の背景音など、さまざまな用途で使われることを想定した、フィールドレコーディング音源です。

Rain And Distant Thunder At A Remote Japanese Mountain Station (Tsubojiri)

私自身が現地で体験した、雷と雨に包まれた坪尻駅の空気感を、「映像ではなく、音だけで伝える」という試みでもあります。
もし、作品制作などでリアルな日本の自然音を探している方がいれば、こうした形で音を届けていることも、知ってもらえたら嬉しいです。

1両編成の汽車後部から坪尻駅を撮影。
この右側に鮎苦谷川が流れており、スイッチバック中に一瞬だけ人工的に作られた滝を見ることができる。
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