「オンラインでパスポート申請できるようになった」というニュースを聞いても、実際にやってみた人はまだ少ないのではないでしょうか。
私は、海外サイトPOND5で本人確認に使うため、パスポートを再取得する必要がありました。今回はその第一歩として、マイナポータル経由での申請を実際に始めてみた体験をまとめます。
パスポートのオンライン申請には何が必要?
まず準備するものは意外とシンプルです。
- マイナンバーカード(署名用電子証明書が有効なもの)
- スマートフォン(マイナポータルアプリ対応機種)
- 顔写真データ(規格に沿ったもの)
- 申請手数料の支払い方法(受け取り時に支払い)
これらが揃っていれば、パスポートセンターに行かずに自宅から申請を進めることができます。

申請作業を始めたのは夜。意外とサクサク進む
2025年10月26日(日)の夜、マイナポータルにログインして申請をスタート。
名前・住所・電話番号・パスポート受け取り場所を入力していきます。
思っていたよりスムーズに進み、迷う箇所もほとんどありませんでした。
ここで注意したいのが、必ずマイナンバーカードによるログインが必要だという点。
通常のアカウントログインでは、パスポート申請ページに進むことができません。
スマホのNFC機能を使ってカードを読み取る仕組みになっています。
途中保存ができるのは便利
顔写真や署名のアップロード画面で一度作業を中断しても、後で続きから再開可能できる機能は便利だと思いました。ただし、この「途中保存」はオンライン上ではなく、自分が使用しているスマートフォン内にファイルとして保存されます。
申請を再開する際には、その保存されたファイルをアップロードして続きを行う必要があります。
iPhoneの場合、保存されたファイルは「ファイル」アプリ内に格納されるため、再開時にどこに保存されたかを把握しておくことが大切です。
顔写真は「顔に影が入らない」「背景が白い」など条件が細かく、夜間照明では撮影が難しそうでした。
そのため私は、翌日の日中に自然光で撮影することにしました。
ここまでやってみた感想
正直、「オンライン申請=難しそう」という印象がありましたが、思っていたよりも直感的でわかりやすいです。
一方で、スマホの操作に慣れていない人や、電子証明書の更新をしていない人はつまずくかもしれません。
それでも、役所に行かずにここまで進められるのは大きな進歩だと感じます。
操作を終えたあと、ふと思いました。
「便利さ」と同時に「安心感」もある。途中保存ができるだけで、作業に気持ちの余裕が生まれるのです。
これこそオンライン化の一番の利点なのかもしれません。


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