保存していたパスポートオンライン申請を再開
前回の記事「オンラインでパスポート申請を始めてみた|マイナポータル体験記 Part1」では、マイナポータルを使ってパスポートをオンライン申請する準備段階までをご紹介しました。今回は、その続き──実際に申請を完了し、最終的にPond5の身分証明審査を通過するまでの体験をまとめます。
保存しておいた申請データを再開し、まず最初に行ったのが「顔写真」と「自筆サイン」のアップロードです。ここで特に注意したいのが、パスポートオンライン申請で求められる顔写真の画像サイズが「横600ピクセル × 縦730ピクセル」であることです。
私は過去にDTPの経験があったため Photoshopで問題なくリサイズできましたが、一般的なユーザーにとっては難易度が高い作業だと思います。
顔写真そのものはスマートフォンで撮影しました。背景はできるだけ無地にし、影や生活用品が写らないよう配慮します。自宅の白い壁を背景にすれば十分対応できますが、最終的には指定サイズに合わせて画像を加工する必要があるため、ここがオンライン申請で最もつまずきやすいポイントと言えるでしょう。
次に自筆サインの撮影です。白い紙に黒いペンで署名し、その写真をアップロード。これでオンライン申請の必要データがそろい、申請完了までスムーズに進めることができました。
オンライン申請ならではの「失敗談」
オンライン申請は非常に便利でしたが、少し笑ってしまう失敗もありました。マイナポータルから「審査完了のお知らせ」という通知が届いたのですが、私はそれを「パスポートが完成したお知らせ」だと勘違いしてしまったのです。張り切ってパスポートセンターへ行ってみたところ、「まだ発行されていませんよ」と言われてしまいました。結果的に、10日ほど早く出向いてしまったことになります。

オンラインで申請しても、実際にパスポートが発行されるまでの期間は、窓口申請と同じく約10日でした。ここは少し肩透かしをくらいましたね。
それでもオンライン申請にはメリットがある
「10日もかかるなら窓口申請でも同じでは?」と思うかもしれませんが、オンライン申請にはしっかりとしたメリットがあります。
- 証明写真の費用を節約できる:スマホ撮影の写真でOK。背景が無地であれば十分です。
- 自宅で手続きが完結する:パスポートセンターに出向く必要がなく、空いた時間に申請可能。
- クレジットカードで支払いができる:現金を持ち歩かない私にとっては便利でした。
特に、写真撮影にお金をかけずに済むのは大きなメリットでした。最近のスマートフォンのカメラは画質が高いので、条件さえ守れば十分に申請に通ります。
Pond5の身分証明審査を無事クリア
パスポートを受け取ったあとは、いよいよ次のステップ──Pond5への再申請です。音素材を販売するには、身分証明書の提出が必須。そこで、取得したばかりのパスポートの写真ページを撮影し、Pond5の審査フォームにアップロードしました。
申請から3〜4日ほどで、「アカウントが承認されました」との通知が届きました。これで、ようやくPond5の販売者登録が完了です。思えば、パスポートのオンライン申請からPond5の審査完了まで、約1ヶ月ほどの道のりでした。
まとめ:手間はあるけれど、確実に進化している
今回、初めてパスポートをオンラインで申請してみて感じたのは、「行政手続きもここまで便利になったのか」という驚きでした。もちろん多少の手間や失敗もありましたが、写真費用の節約や自宅での完結など、従来の方法よりもずっと現代的です。
そして何より、このパスポートが、私の次の挑戦──Pond5で音を販売する活動の第一歩になりました。次回は、いよいよ音素材をアップロードして審査を通過するまでの体験をお話しします。



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