少し前のことですが、POND5から1通のメールが届きました。
朝、ベッドの中でスマートフォンを開くと、通知欄に 「POND5…」 という文字。
「なんのメールだろう?」と思って開いてみると、
そこには “Your media has been purchased!” の文字。
一瞬で眠気が消えて、飛び起きました。
HTMLメールの白熊が踊っていたのも、今となっては良い思い出です。
売れた音素材は「深夜の無人駅の雨音」
今回、売れたのはこちらの音源です。
Late-Night Rain at a Rural Japanese Bus Stop (Takuma Station Ambience, 8min)
販売価格は 23ドル、受取額は 2.7ドル。
額としては大きくありませんが、気持ちは全然違います。
「本当に売れるんだ・・・」
そう実感できた瞬間でした。
購入者の国は分かりませんが、世界のどこかで、誰かが“詫間駅の雨音”を必要としてくれたわけです。
録音したのは、紫雲出山へ向かう途中の寄り道
録音したのは、香川県三豊市の JR予讃線・詫間駅前。紫雲出山の霧を撮影しに行く途中、ふと思い出したのです。
過去にGPTと話し合っていたテーマ、「無人駅の雨音」シリーズを作りたい というアイデア。
深夜の紫雲出山へ向かう途中で雨が強くなり、(今なら録れるかもしれない)
そんな直感でバイクを停め、詫間駅に寄り道しました。
駅前には屋根付きのバス停があり、そこでYouTube用の映像と、音素材の両方を録音することにしました。
使用した機材と録音時のこだわり
使用した機材は Portacapture X8 と Adphox BME-200(バイノーラルマイク)、
ゲイン設定は マニュアルの録音レベル7。
録音中は、ほとんど身動きを取れません。
身体を動かすと衣擦れの音やケーブルノイズが入ってしまうので、20分ほどバス停の下で静かに立ち続けました。
深夜の詫間駅はとても静かで、雨が地面に広がっていく音だけが空間に響いていました。この雰囲気は、YouTubeに公開している定点動画でも感じてもらえると思います。
また、この日の撮影記録は「大雨と霧の紫雲出山へ——視聴者の声から生まれた“幻想的な朝”」の記事でも紹介しています。
そもそも、なぜPOND5を始めたのか?
最初のきっかけはGPTとの会話でした。
YouTubeの成長に悩んでいた時期、「何か他の収益源は作れないかな」と相談したところ、提案してくれたのが POND5での音素材販売 でした。
正直、最初はこう思っていました。
「本当に売れるのかよ!?」 と。
しかし、GPTが言う通り、本当に売れました。
小さな売上でも、確かな手応え
今回の売上は2.7ドル。数字だけ見ると小さな金額です。
でも、私にとっては大きな一歩でした。
雨音を録り続けることには意味がある。そして、この活動は10年後も価値を持つかもしれない。
そう思えるようになったからです。
世界中のどこかで、誰かが検索して、たまたま見つけた音が、その人の作品にそっと使われていく。
そんな未来を想像すると、やめる理由はありません。
これからのこと
今は撮影と仕事が重なり、音素材のアップロード数はまだ多くありません。
それでも、雨音の録音は続けていこうと思います。
瀬戸内海の静けさ、夜の駅前の気配、雨に濡れる街の呼吸。
それらを正確に、丁寧に録音していけば、いつか「雨音のアーカイブ」のような存在になれるかもしれません。
POND5がもたらしてくれた初めての売上は、“数字以上の意味” を私に教えてくれました。




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