POND5で初めて音が売れました—— 深夜の無人駅で録った“雨の音”が世界に届いた日

JR_Takuma_Station Filming Diary
2025年6月3日4時に撮影。

少し前のことですが、POND5から1通のメールが届きました。
朝、ベッドの中でスマートフォンを開くと、通知欄に 「POND5…」 という文字。

「なんのメールだろう?」と思って開いてみると、
そこには “Your media has been purchased!” の文字。

一瞬で眠気が消えて、飛び起きました。
HTMLメールの白熊が踊っていたのも、今となっては良い思い出です。

今回、売れたのはこちらの音源です。

Late-Night Rain at a Rural Japanese Bus Stop (Takuma Station Ambience, 8min)

販売価格は 23ドル、受取額は 2.7ドル
額としては大きくありませんが、気持ちは全然違います。

「本当に売れるんだ・・・」
そう実感できた瞬間でした。

購入者の国は分かりませんが、世界のどこかで、誰かが“詫間駅の雨音”を必要としてくれたわけです。

録音したのは、香川県三豊市の JR予讃線・詫間駅前。紫雲出山の霧を撮影しに行く途中、ふと思い出したのです。

過去にGPTと話し合っていたテーマ、「無人駅の雨音」シリーズを作りたい というアイデア。

深夜の紫雲出山へ向かう途中で雨が強くなり、(今なら録れるかもしれない)
そんな直感でバイクを停め、詫間駅に寄り道しました。

駅前には屋根付きのバス停があり、そこでYouTube用の映像と、音素材の両方を録音することにしました。

使用した機材は Portacapture X8Adphox BME-200(バイノーラルマイク)

ゲイン設定は マニュアルの録音レベル7

録音中は、ほとんど身動きを取れません。
身体を動かすと衣擦れの音やケーブルノイズが入ってしまうので、20分ほどバス停の下で静かに立ち続けました。

深夜の詫間駅はとても静かで、雨が地面に広がっていく音だけが空間に響いていました。この雰囲気は、YouTubeに公開している定点動画でも感じてもらえると思います。

また、この日の撮影記録は「大雨と霧の紫雲出山へ——視聴者の声から生まれた“幻想的な朝”」の記事でも紹介しています。

最初のきっかけはGPTとの会話でした。

YouTubeの成長に悩んでいた時期、「何か他の収益源は作れないかな」と相談したところ、提案してくれたのが POND5での音素材販売 でした。

正直、最初はこう思っていました。

「本当に売れるのかよ!?」 と。

しかし、GPTが言う通り、本当に売れました。

今回の売上は2.7ドル。数字だけ見ると小さな金額です。

でも、私にとっては大きな一歩でした。

雨音を録り続けることには意味がある。そして、この活動は10年後も価値を持つかもしれない。

そう思えるようになったからです。

世界中のどこかで、誰かが検索して、たまたま見つけた音が、その人の作品にそっと使われていく。

そんな未来を想像すると、やめる理由はありません。

今は撮影と仕事が重なり、音素材のアップロード数はまだ多くありません。
それでも、雨音の録音は続けていこうと思います。

瀬戸内海の静けさ、夜の駅前の気配、雨に濡れる街の呼吸。

それらを正確に、丁寧に録音していけば、いつか「雨音のアーカイブ」のような存在になれるかもしれません。

POND5がもたらしてくれた初めての売上は、“数字以上の意味” を私に教えてくれました。

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